2012年6月12日火曜日

【菅元首相が反論】原発事故発生から今日までの記録を全て公開していただきたい - ガジェット通信

【菅元首相が反論】原発事故発生から今日までの記録を全て公開していただきたい - ガジェット通信

確かに新聞の一面トップで「過剰な介入」とか書かれてしまっては、反論したくもなるわな。
てことで、国会事故調の 現時点での論点整理 (第二回) を見てみる。

これって、まだ報告とか結論じゃないよね。論点を整理しただけなので、早合点はイカン('A`)

これを民間事故調の報告書を見ながらつらつら書いてみる…。

論点1の官邸のオンサイトでの過剰な介入について…だけ。

本来、オンサイトは事業者(東電)、オフサイトは政府他という原則が反古になって、官邸・政府が過剰な介入を行うようになった一因としては、官邸が東電と保安院に対して11日の夜から既に不信感を抱きだしていたって所にある。
特に危機感に駆られていた官邸が、事故現場の様子・情報を把握するのに、東電や保安院を通じて知るには多大な労力や時間が必要だったと。
例えば何時まで経ってもベントしないことに苛立っていても、何故出来ないのか情報が入ってこない、電源車を手配してもどうなったのか分からない…等々。

また、直接介入をしたおかげで原子力災害マニュアルの想定とは大きく異なってしまい、情報収集に余計に時間が掛かってしまったような記述もある。

「東電が全員撤退を決定した形跡は無い」従って「菅総理が全員撤退を阻止したとは理解することは出来ない」
ていうのは、これはもう意思疎通が出来ていなかったとしか言えない。
例え全面撤退では無いと言い張っても、当時の清水社長と電話で直接話した海江田経産相の他、枝野官房長官、細野補佐官の3人が「全面撤退と受け止めていた」わけで、それを知った菅総理が社長を呼びつけて撤退はさせないと言ったわけで。
それならその時誤解を解くように説明すれば良かったんだよね。
例え相手が聞く耳持たなくても、あの非常事態の最中、変な誤解が生まれないように伝えなければならないわけで。

結局はこの事が切っ掛けとなって、東電本店に対策統合本部が置かれる事になり、情報収集や意志決定プロセスが改善されてもいった。
 
その後は本来想定していた形では無いけども、最悪の状況から脱する事は出来たんじゃ無いかと思う。

スタンドプレイと言われれば、確かにそうかもしれない。
でも、何もしないよりはマシだったとは思う。
菅も鳩山も好きじゃないけど、何もかも政府が悪い、菅が悪いという様なマスゴミが起こした風潮に鵜呑みになるのは良くない。
それに国会事故調も原発事故の経緯と原因の究明が目的なのに、なんかこの論点整理はおかしくないか? まるで東電が政府に責任を押し付けてるように感じてしまうんだけど。

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