2007年9月10日月曜日

前提があった上での安全

最近思うのが、今まで有り得ないような所で怪我したとかいうニュース。

エスカレーターの黄色い危険とされるゾーンに足を入れてて怪我してしまったとか、普通は有り得ないわけで。
子供の頃、ほぼ初めてエスカレーターに乗ったとき、もちろん親同伴で、そこには足を踏み入れてはいけないと教わった記憶があるし、大人になった今でもその動きを見てれば明らかに危険である事は一目瞭然だし、乗るときは見やすいところに注意書きが表示されてもいる。
収納される所に穴が開いてて、足を入れすぎてて、足の指を切断したというニュースもあったね。
大抵は靴を履いているだろうから、多少踏み入れたところで靴が擦れるだけ。さすがに穴開いてれば靴履いてても切断になるだろうが…しかしサンダルみたなのを履いてるだけならどうか。
あのゾーンには足を踏み入れない。それがエスカレーターを安全にに乗る際の前提条件なのだが。

回転扉はどうだろう。子供が頭挟まれて死亡して以来、全国的に撤去されてしまった。
こういうと非難囂々されるだろうが、
側に保護者がいて、子供を見ていたのだろうか?
回転扉で遊ぶのは危険だと言うことを躾けていたのだろうか?
これらのことがされていなければ確かに回転扉は危険だね。
子供には何が危険かを見極める力に乏しい。それを教えるのは親を含めた大人である。

最近はその大人すら危険を見極める力、危険感知能力に乏しい気がする。
危険だから止めてくださいとあれほど繰り返しアナウンスされているのに、駆け込み乗車して指だけ挟まってしまったとか…。
台風9号で死亡者が出てしまったが、激しい暴風の中、倒れた木の撤去をしていたら別の木が倒れてきてしまったとか、川の様子を見に行って流されてしまったとか、遺族でも何でも無い第三者からすれば、何故、危険の中に行ってしまうのかと思わずにはいられない。

台風でなくても、日常生活の中には危険が結構ある。文明が進めば進むほど、誤った使用をすれば凶器になるモノが増える。
エスカレーターはあれ以上安全にするのは難しいと思う。回転扉だって東京ドームの様に気圧調整が必要な建物の出入口には必要だろう。
横断歩道すら左右の確認もせずに渡ったり、一時停止を無視して交差点に進入したり、ウインカーも点灯させずに右左折しては、危険もへったくれもない。
どんなに安全対策を施していたって、それらには前提条件があってのこと。それらを無視して誤ったことをしていては意味が無い。

安全神話が崩壊したとか言われているけど、崩壊させたのは我々人間だと思うんだよね…。
なんか言いたいことがぐちゃってら…まぁいいや。

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